二十四節気の一つ、立夏(りっか)。
立春から数えて八十八日目であるこの日は、暦の上では夏が始まる日とされています。気候が落ちつき、日が長くなり、初夏の若葉の香りを含んださわやかな薫風の吹く過ごしやすい季節でもあります。
そして、茶農家にとっては「新茶の茶摘み」という、年に一度の特別な日。
新茶には、厳しい冬を耐え抜いたことにより成分がぎゅっと濃縮されているため、高い栄養価と素晴らしい香りやうまみが特徴です。この新茶を収穫するのに最適な時期が、「茶摘み」で歌われる八十八夜前後というわけですね。
豊かな里山の自然が目の前に広がる、ゆるやかな山の斜面の茶園。健一自然農園さんに育てていただいた鮮緑の新茶たちは、天に向かって両の葉を広げ、健やかに育っていました。
摘み取りは、明日5/8の予定です。